恐らくこれのゲームハードを知っている人は相当マニアックな人だと思う!
誰もがしっている据え置き型ゲームハードと言えば 「PlayStation」「X-BOX」「wii」「Nintendo Switch」辺りだろうか。
今となっては有名どころメーカーのフラッグシップモデルしか残っていないが、むかしむかしゲームハードブームの時は至る会社がいろんなゲーム機を出しまくってた。
そんな中今回紹介したいのが、プレイステーションやセガ・セガサターンと同時期に発売された、かの有名な松下電器産業(現・パナソニック Panasonic)が製造、販売を手がけた据え置き型ゲームハード「3DO」だ。
〇このPanasonicの刻印がイケメンな3DOだが、実はいうと開発をしたのはパナソニックではない。アメリカ大手ゲーム開発会社エレクトロニック・アーツの創始者の一人、トリップ・ホーキンスがゲーム機プラットホーム開発を目的にアメリカ合衆国に設立した3DO社(The 3DO Company)が開発を手がけ、製造をパナソニックが担ったというかたちだ。ゲームの他に、現在でいうDVDの用なディスクから映像を読み取れるマルチメディア機能を付随したことにより、当時としてはかなりハイスペックで価格もかなり高額になった。
3DO スペック
- 価格:54800円
- CPU : 32ビットRISCプロセッサ ARM60(12.5MHz)
- メモリ : メイン2MB,VRAM 1MB,SRAM 32KB[バッテリーバックアップ(3DO REAL IIではCR2032を使用)]
- バス速度 : 50MB/秒
- DMA : 24ch
- 描画速度 : 6400万ピクセル/秒
- 解像度 : 640ドット×480ライン
- カラー機能 : 最大1,670万色、32,000色同時発色
- ポリゴン機能 : テクスチャマッピング、グーローシェーディング
- サウンド : DSP
- CD-ROMドライブ : 倍速
ゲーム機兼マルチメディア端末
3DOは他のゲームハードとは違い、「高価格なマルチメディア機」というコンセプトだったため、一般家庭へ普及せず、結果としてハイエンドゲーマーしか手を出さなかった。ローンチタイトルとして用意されたゲームは、メガCDのゲームをそのまま3DOに移植した『ナイト・トラップ』など、動画を垂れ流すだけのゲーム性の低いソフトがほとんどだった。ここがプレイステーションやセガ・セガサターンに負けた要因だと思われる。TVゲーム一点集中に開発していればまた違かったのかもしれない。
筆者の兄が発売当時に買い、一緒になってウルトラマンの戦うゲームをやった記憶がある。面白かった記憶があるが、確かにムービー垂れ流し場面が多かった。今となっては良い思い出である。
現在もAmazonで検索すれば個人や中古ショップがそこそこの値段で出品しているので、イロモノコレクターは購入してみてはいかがでしょうか?
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