皆さんはドリームキャスト(Dream cast)というゲーム機をご存じだろうか?
〇一世を風靡したゲーム機「セガサターン(Sega saturn)」の次世代機として、株式会社セガの社運を賭けて開発され、1998年11月27日に日本国内で発売されたドリームキャスト。
この可愛い渦巻ロゴがプリントされた、白くて四角いドリームキャストは、最大の特徴として、インターネット通信用のアナログモデムを標準搭載した点が挙げられる。
昨今では、スマホでソーシャルゲームや、PCでネットゲーム、コンシューマーゲームでもオンラインでプレイすることが当たり前となっているが、当時はネットゲームどころかインターネットすらあまり普及していなかった黎明期。
そんな時代に現れた「ドリームキャスト」は、その名の通りゲーマー達に夢を広く伝えたといっても過言ではないだろう。
しかし、当時にしてはあまりにも先進的で複雑すぎた(斜め上をいきすぎた)せいか、2001年3月には生産を終了。
2年4ヶ月という期間で儚く散ってしまったのである。
一般的には受け入れられなかったのは残念だが、マニアなユーザーからの評価は高い。
なんと驚きなのが2015年(ドリームキャスト生産終了から14年後)なのにも関わらず、熱狂的ドリームキャストファンから新作ゲーム(Alice’s Mom’s Rescue)が発売されている。
このように、ドリームキャストは今も尚コアユーザー達によって非常に親しまれている。
そしてここからが本題。
上記のとおり、ドリームキャスト自体なかなかコアな製品なのだが、そのドリームキャストをテレビと一体型にしてしまったというとんでもない製品があるのだ。
それがタイトルにもなっている「CX-1」である。
なんとも近未来的な形をしている「CX-1」だが、ドリームキャスト用ゲームソフトを遊ぶことができ、インターネットにも接続でき、一体型テレビでもあるという、すんごい色々と詰め込みまくったドリームマシンだ。
こんな奇抜なCX-1だが、なんとあの大手放送局、株式会社フジテレビジョンが企画を担当し、株式会社スマート・エックスが開発したという、中々にガチ感のあるアイテムというのが古き良き日本を彷彿とさせる。
ちなみに販売方法はインターネットによる通信販売のみ、価格は88888円で、5000台限定で販売されたようだ。
セット内容は本体のほか、ゲームコントローラ、キーボード、デジタルカメラ、テレビリモコンが付属する。
こんなニッチな製品だが、現在でもインターネットオークションでたまに出品されているようで、新品ならば、なんとその額40万・・・。
ドリームキャストファンの愛は強い・・・。
コメント
昔持ってました。
秋葉原の某PCショップで展示処分品を1万円で買いました。
すごく格好良く見えたのですが6畳間の自室に置いたらミスマッチ過ぎて後悔した記憶があります。
肝心のDCも壊れていたのかゲームも出来ず粗大ごみの日に出してしまいました。
こんなに高くなってたのか~
zarabuさん、コメントありがとうございます!
1万円で買えるなんてさすが秋葉原。
たしかに六畳間にぽつんとこれが置いてあったらシュールですね(笑)
なにかとごちゃごちゃとしたギーグな部屋の片隅に誇りかぶってる姿が似合いそうなCX-1。
それにDCができないとかなんて奇抜なアンティーク。