電気自動車を見ると、昔思い描いていた未来像が如実に近づいてきていることを実感する。
お台場に行った際に車のテーマパーク、トヨタ MEGA WEB(メガウェブ)に立ち寄ったところ、最先端の電気自動車のコンセプトカーがたくさん展示されていたため、せっかくなので記事にしようということで執筆している。
自動車は、ガソリン駆動から始まり、現在は電力とガソリン半々の力で走るハイブリッドカーが各社から発売されている。このままいけば、カーテクノロジーはオール電化に遷移していくだろう。そんな中、今回遊びに行ったMEGA WEB(メガウェブ)にて電気自動車社会の片鱗を垣間見た。そんな展示されていた素晴らしい最先端電気自動車の数々をご紹介したいと思う。
〇MEGA WEB(メガウェブ)とは、最新のトヨタ車が展示されているTOYOTA CITY SHOWCASE、子供たちが小さな電気自動車にのって遊べるRide studio、ノスタルジックな世界観溢れる世界の旧車が展示されているHISTORY GARAGE、1.3kmの屋外試乗コースを最新のトヨタ車で走れるRide Oneという4つの施設からなる、トヨタが建造した車のテーマパークである。
電気自動車の数々
TOYOTA i-TRIL
「走る楽しさを追求する近未来の都市型モビリティ」をテーマに掲げ、新しい乗り味と使い勝手のよさによる楽しさを提供するとともに、都市生活者のニーズ応える小型EVコンセプト。
デザインは、フランス・ニースに拠点を置くToyoya Europe Design Development (EDスクエア)が担当。
通行人の顔がエレモノ君になっちゃっていて少し気持ち悪いかもしれないが、ご了承ください。
すごく近未来な見た目をしているi-TRILは前1人後ろ2人の3人乗り。車幅が狭いが車内はそんなに窮屈はしなそうなくらいには広い。都市生活者のニーズ応えるだけあってかなり小型で、トライクバイクくらいの大きさだった。
TOYOTA FCV PLUS
FCV Plusは、なんと水素で走り発電機にもなる車だ。電力は4~5世帯の家庭が使う一般的な電気量を1週間分供給できる。何かしらの災害が発生したときや、どこか別荘地のような電気が通っていないところなどで大活躍しそうだ。
トヨタが提唱するエコカーからエネカーへ、もっとクルマが愛される存在になる将来の燃料電池自動車コンセプトはとても素晴らしい思想だと思う。
左側がFCV PLIS。如何にも未来の車という感じだ。思い描いていた21世紀って感じがする。
どことなくF-ZEROっぽい。
TOYOTA FV2
このFV2はとんでもカーで、なんとハンドルがない。
セグウェイのように重心移動で操作でき、人の感情を理解する人工知能を搭載した、攻殻機動隊の世界のにでてきそうなレベルのビックリカーだ。
運転モードは2種類あり、座っているだけで目的地まで連れて行ってくれる自動運転モードと、乗り手が立ち上がり、重心移動で動かすことができるマニュアルモード。センサーによる障害物回避機能や、減速にかかるGをクルマ側が全て吸収してくれる機能がついている。
右側がFV2。漫画AKIRAに出てきたバイクのような形をしている。
黒い部分は全て液晶となっており、美麗な映像が流れる。
TOYOTA i-ROAD
i-TRIL同様、都市生活者のニーズ応える小型EVで、狭い場所でも取り回しやすい全幅870mmの超小型サイズ。混雑する都市の道でも車線を占有せずに走行でき、また通常のクルマの1/2~1/4のスペースで駐車可能。運転性能はドライバーのハンドル操作に合わせて、左右の前輪が上下に動き、コーナリングに最適な傾きになるよう、自動的に車体を制御。クルマとひとつになる爽快な走りが楽しめるとのこと。
かわいい感じの見た目だ。チョロQが好きな筆者には惹かれるものがある。
今回MEGA WEB(メガウェブ)で最新の電気自動車を見て、テクノロジーの進化スピードに驚きを隠せなかった。ついこの間まで3Dポリゴンで喜んでいたのに、今は車が勝手に走ってくれたりする時代。このままいけば事故0の時代が到来してくれるかもしれない。
電気自動車ではないが、めちゃくちゃかっこいい車「FT-1」もあったのでついでに(笑)
TOYOTA FT-1
FT-1は、よりエモーショナルなスポーツカーデザインの可能性のひとつを示すべくデザインされたクーペのスタディコンセプト。トヨタの米国デザイン拠点、Calty Design Research,Incがデザインを担当。
空けて見えるエンジンルームがシビレル!
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